ストームグラス

こんにちは。やまさかです。

今日は最近入荷しました、ストームグラスをご紹介します。

手前のしずく型のガラスがストームグラスです。

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ストームグラス

天候の変化に応じて様々な表情の結晶化を繰り返すストームグラスは、19世紀ヨーロッパで主に航海時の天候予測器として使用されていました。樟脳を含む化学薬品の混合液をアルコールに溶かし、ガラス管に密封して作られています。

 

海難事故を防ぐため海軍の測量船の司令官が研究を進めていた水銀気圧計、温度計、ストームグラスを一組にした計器を漁港に配備しました。

 

1870年にSF冒険小説家、ジュール・ヴェルヌが発表した「海底二万マイル」の中で、新鋭潜水艦ノーチラス号の中にも設置されているストームグラスが登場します。当時流行していたこの物語に取り上げられるほど、ストームグラスは人々の生活の身近にあったことがうかがえます。

 

その後の科学の発展にともない、実際には結晶化現象については謎が多いことがわかり、いまだ詳細は研究途上です。

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予測器としての実用は難しいですが、季節によって景色が変わるように日々変化する結晶の様子をお楽しみください。

熟練した技を持つ職人によって一つ一つ製作されていて、手作りならではの形のばらつきがあり、愛着がわいてきます。

日によって結晶の形が変わっていきますので、ぜひお店に来られた際には地下フロアをのぞいてみてください。

 

 

 

 

 

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