ここが好き!スタッフのセレクト事情 連載第11回

「ここが好き!スタッフのセレクト事情」
イノブンの雑貨は、実はスタッフ一人一人がこだわりと熱い思いを持ってセレクトしています。
暮らしを楽しく、こころ豊かに。そんなイノブンの理念を大切にしながら、よりお客様と近い目線で、自分が本当に使いたいものかどうか、大切な誰かに贈りたいものかどうか、日々考えながらセレクトから売り場作りまでを手掛けています。
そんなスタッフと雑貨とのストーリーをできるだけ生の声に近い形でお届けすべく、インタビュー形式で綴る連載です。


皆様こんにちは、イノブン四条本店の安元です。今回は、長年働いているスタッフの売り場作りへをのぞいてみたいと思います。

というわけで、今回ご紹介するのは4Fの梶谷さん。

梶谷さん、イノブン歴10年以上。6才の息子さんはもうすぐ小学生。4Fでマスキングテープ、スタンプ、ラッピング担当。


安元:私、4Fに入って売り場を見たときに、「あ、ここは梶谷さんの手が入ってる場所だな」ってすぐわかるんですよ、なぜか。

梶谷:(笑)

安元:梶谷さんのお仕事ってイノブンらしいというか、手作り、手の入った、心のこもった……っていう感じがします。今回はそのへんのコツというかツボというか、そういうお話も聞けたらいいなと思ってます。

↑梶谷さんの手が入った売場。

安元:今ちょうどクリスマスのラッピングがたくさんある時期だと思うんですが。

梶谷:そうですね。

安元:その中でもおすすめってありますか?

梶谷:オーナメントブローチ……オーナメント系。動いてるってのもあるんですけど。ウッドクリップのやつでファーのついたトナカイが、メーカーさん的には賛否両論だったらしくて(笑)「これ売れる……?」って感じだったみたいなんですけど、私はぱっと見たときに「売れそう!」って思って仕入れたら、今いちばんの売れっ子で。そういう思い入れもあっておすすめです。

↑ファーのついたトナカイのウッドクリップ

安元:それを見抜く力もすごいですね。売れそう!って思うポイントとかありますか?

梶谷:ほんと一瞬で、ぱっと見たときの直観なんですけど、今まで売れたものの経験から感覚で、ですね。年々自分の好みよりもお客さんの反応の感じとか、こうしたら売れるかもっていうのが分かってきた気がします。

安元:さすが!直観も経験が積み重なっての経験なんですね。

梶谷:(照れ笑い)

安元:梶谷さんはアヴリルの糸も担当してると思うんですけど、クリスマスの特別なもの入ってきてますか?

梶谷:そうですね、クリスマスリースのキットがあります。手編みで作るの簡単で、お子様も作れるぐらい簡単に楽しんでいただけるのでおすすめです。中にリース用のワイヤーが入ってるんですけど、ヘアゴムを代わりに入れるとシュシュにもなるんです。

安元:へえー!!知らなかったです!

梶谷:ふふ。そもそもがシュシュのキットとして売っているもののリースバージョンなので。二度楽しめるのでお得です。

↑アヴリルのクリスマスリースキット

安元:あと、梶谷さんといえばラッピングのサンプル作りがやっぱりすごい素敵だなって思うんですけど、どういうことを心掛けて作ってますか?

梶谷:あんまり手をかけて時間かけて作りこんじゃうと……そういうこともやろうと思えばできるんですけど、お客さんが「こんなん私できひんし」とか思っちゃう。お客さんとして見たときに、「可愛い!」「私でもできそう」「こんなんやりたい」って思ってもらえるように考えて。自分のレベルじゃなくて、っていうのと、やっぱりイノブンとして可愛いっていうのは大事にしてます。あとは組み合わせで、一緒に売りたい、じゃないですけど(笑)、これとこれ合わせたら可愛いかな、とかちょっと考えつつ。

安元:なんだか、梶谷さんの売り場が「イノブンさんらしくあったかい」って感じる理由が分かった気がします。私もお客さんとして好きだったからイノブンに入ったんですけど、そういう昔からイノブンにある「手作りで心がこもっててあたたかい」っていうんですかね?そういう感じ。梶谷さんは何をするにもお客さんのことを考えてて、そこを大事にしてはるんですね。

梶谷:私もここにずっと来てたっていうのもあって。ずっと働いてる中で一時期は「イノブンは玄人!」みたいに作りこんでたりしたんですけど。でも産休とか入っていったん休んだのも大きいですね。ちょっと距離を置いて見れて、お客さんとしての目線で、私もやりたい・楽しいと思ってもらえる売り場を作ろうって思うようになりました。

安元:なるほど~~!すごい、大事ですね。お客さんの視点に立ち返るっていうか。

梶谷:そう、ほんとに産休で休んだ期間があるっていうのが基本大きいです。

安元:今までお聞きしたこと以外で梶谷さんおすすめのものありますか?

梶谷:今スタンプの動きが良くって、アイテムもいろいろあるんですけど、自分でノート作ったり飾ったりするのが流行なので、もうちょっとしたら万年筆とかフロアでバラバラになってる他のものと絡めてみようと思ってます。「書く愉しみ」としてリンクさせて。勝手にやろうって考えてるんですけど(笑)。MDノートのサンプルにスタンプ押してみたりとか今もしてて。そういう売り場作りを今後考えてます。

安元:お~~楽しみですね!書く楽しみ。アイディアもさすが……

↑人気のスタンプコーナー

安元:今回は私も自分の仕事に対して、はっとさせられるようなお話でした。お客さんとしてどう感じるかを大切にする。長く働いていて視野が狭くならずにいられるのってホントにすごいです。ありがとうございました!

梶谷:ありがとうございました。


心あたたまる梶谷さんの売り場は年中通して楽しいですが、特にクリスマスの今、プレゼントを自分で包みたいと考えている方にもおすすめです。ぜひご覧くださいね。では、今回はここまで!

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