ここが好き!スタッフのセレクト事情 連載第23回

「ここが好き!スタッフのセレクト事情」
イノブンの雑貨は、実はスタッフ一人一人がこだわりと熱い思いを持ってセレクトしています。
暮らしを楽しく、こころ豊かに。そんなイノブンの理念を大切にしながら、よりお客様と近い目線で、自分が本当に使いたいものかどうか、大切な誰かに贈りたいものかどうか、日々考えながらセレクトから売り場作りまでを手掛けています。
そんなスタッフと雑貨とのストーリーをできるだけ生の声に近い形でお届けすべく、インタビュー形式で綴る連載です。

こんにちは、イノブン四条本店の三木です。
京都は桜が満開!!お花見に来られた観光の方もたくさんです。ちょっと肌寒いですが、いよいよ春だな~とわくわくします。

今日はそんな春にもぴったり、華やかなレースアイテムを担当している3Fスタッフの片山さんにお話を聞きました。

3F片山さんセレクトのレースフェア。片山さんは絵がとっても上手で、お子さんが一人いるアラフォーのママさんスタッフです。

三木:まずは、こちらのレースの商品をセレクトするにあたって、こだわったポイントを教えてください。
片山:お客様に世界観が伝わりやすいものを意識しました。例えばこれは「マリアベージュ」っていう名前がついていて、ヴェールをイメージして作られているっているストーリーがあったので伝わりやすいだろうなって選びました。あと、これは「賑やかなテーブルをイメージした・・・」ってカタログに載ってたんですけど、春らしい賑やかな感じのデザインが伝わりやすいなって思ったので、そういうわかりやすさっていうところからセレクトしました。

マリアベージュのシリーズ。片山さんのイラストが添えられています。
左側、春の賑やかなテーブルをイメージした「テーブルドゥフルール」


三木:ふ~~ん。なるほど~。確かに、レースって使うイメージが湧きにくかったりしますよね。自分が全然使わないタイプっていうのもあるかもしれないですけど・・・
片山:そうですよね、私も好きなんですけど実際家で敷いているかというと・・
三木:片山さん使ってそうなのに。
片山:デザインを書き起こしたり、資料としてはたくさんあるんですけどね。
三木:でもPOPの雰囲気とか、片山さんの描く絵の感じとかで、使うイメージが湧いてくる気がします。
片山:ありがとうございます。
三木:今回レースカーテンもたくさん揃っていますね。実家でキッチンの窓に付けてたなっていう感じのちょっと懐かしい雰囲気も感じます。
片山:カフェカーテンってそういうイメージですね。他のスタッフにはご年配の方にうけるんでしょうっていう感じだったんですけど、実際にこのフェアを始めてみたらそんなこともなくて、20代ぐらいの若い方からご年配の方まで、幅広く選んでいただいています。
三木:そうですね、大学生ぐらいの方も結構買って行かれてますよね。可愛いものが好きな方は、レースも好きなのかもしれないですね。
片山:メーカーさんもそこは狙っていきたいっておっしゃっていて、ご年配の方が好きっていうイメージがあるけど、若い方にも好かれるようなデザインを考えているそうです。
三木:ティッシュケースも売れていますね。
片山:そうなんです、ラスト1個です!そう、今回のフェアで学んだのは「食わず嫌いはアカン」って。やってみないとわからないなって思いました。

スタッフの中でも賛否両論、総レースのティッシュケースと、キルトマット


三木:そうですね~。今回のチャレンジアイテムはティッシュケースですか?
片山:あと、売れてしまってもうないんですけど大きなテーブルクロスですね。割と高額なのでどうかな?と思っていたのですが何度もリピートするぐらい売れました。自分が推したい!って思ったシリーズのテーブルクロスを選んだので、伝わってくれたかなって思いました。
三木:そうですね、伝わってますね。
片山:あとはキルトも今まではこわごわ、どうなんだろうって思っていましたがフェアなので思い切って入れたのが良かったですね。
三木:フェアになってから高額な商品ももちろん、まとめて何枚も買われる方も増えた気がします。
片山:フェア中にもやりたいことがまだまだあったんですけど、手を加えられずに終わってしまいそうです。
三木:フェアが終わっても場所は縮小して、続ける商品もあるんですよね?
片山:そうです、場所は以前の棚に戻りますけど、今回売れ筋だなって思ったものは残して、これからも育てて行きたいですね。

かわいいギフトも作ってくれています。


三木:片山さんのお気に入りはどれですか?
片山:やっぱりこの、マリアベージュとテーブルドゥフルールです。好きでセレクトすると、POPも書こう!ってなるし、売り場が乱れていたらすぐ畳もう!ってなるし、目をかけるようになるから、自分の主観ですけど「好き」っていう基準も大事なのかなって思いますね。愛情をかけられるようになるというか。
三木:それ先週4階の入江さんのブログでもお話されてました。自分が好きって思って入れたものは、やっぱり愛情のかけ方が違ってきますよね。でも自分の好きだけじゃなくて、イノブンのお客様に合うものを考えるっていうのが大事ですよね。
片山:自分の好みだけじゃなくて、メーカーさんにも必ず売れ筋はどれかって聞くようにはしていますね。ビビリなので確実に売れているのはどれなのかは知っておきたいというか。その上でセレクトしています。
三木:片山さん、絶対いつもメーカーさんに売れ筋聞いていますよね。でもそうやってこまめに連絡を取ってやってくれていたので、フェアをするにあたってメーカーさんも心強かったんじゃないかと思います。売る気持ちが伝わってるだろうなって。商品ひとつひとつ丁寧に写真つけたりPOPもついてて、愛情が溢れています。
片山:ありがとうございます。担当部門に愛情を注げるようになって嬉しいです。
三木:よかったです。でもほんと、片山さんネオマートからイノブンに来て1年経ちました?
片山:5月からこっちにも入らせてもらったのでもうすぐ1年ですね。
三木:最初は、全然違う雰囲気のお店に来られて、すごい戸惑うかな~と思ってたんですけど、意外とレースの部門の雰囲気と片山さんの描く絵の雰囲気も合っていて、担当ここにしてもらって良かったなって思いました。これからもレースを可愛がって下さい。
片山:はい。レースって流行り廃りのないものなので、なんか性格的にも安心するんですよね。時代を先回りして先回りしてっていうのが苦手なので、昔からの古き良きみたいなのが好きというか。
三木:お客様も根強いファンがいる感じですよね、特に四条はこういうエレガントなイメージがあるので。片山さんに合っててよかったです。
片山:担当を持たせてもらってありがとうございます(笑)
三木:いえいえ、こちらこそこんなに愛情を注いでいただいてありがとうございます(笑)

こちらは定番でお取り扱い中のレースコーナー。

昨年閉店した、系列店のネオマートから異動して来られた片山さん。イノブンでも愛情たっぷり、POPやチラシ、ディスプレイ用に絵も飾って雰囲気を盛り上げてくれています。時々お客様から絵のお問い合わせがあるほどなんです。ぜひ3階でその繊細で素敵な世界観を楽しんでいって頂きたいです。

それでは、また次回。

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